1937年宇都宮に生まれる。埼玉大学卒業。
60年代、読売アンデパンダン展を中心にアヴァンギャルド運動に参加。
鏡、紙、鉄板、コンクリート、木、絵具などを素材として、絵画と彫刻を組み合わせたインスタレーション作品を作り出すと共に、野外、アンダーグランド劇場などにて、イベント作品を発表する。
また、現代舞踏において美術監督として活動する中、舞台空間にインスピレーションを得る。
「ホリゾントライト」「つくられた自然」「現実と虚の間」などはその後の重要なテーマとなり、多くの平面作品を生み出す源となる。
70年から71年にかけて、『THE BODY―人間商品―』(東京都美術館、スペース・ラボラトリー、ニューヨーク、ジャニス・ギャラリー)で生身の人間をガラスケースに入れて発表し、物議をかもし出すが、これとほぼ時を同じくして絵画へと移行していく。
紀伊國屋画廊、パリ、モランタン・ヌヴィオン画廊など個展活動のほか、国際具象絵画ビエンナーレ、インド・トリエンナーレ、毎日現代美術展、安井賞展などに出品。
沖縄海洋博記念展に於いて優秀賞、北関東現代美術展にて準大賞を受賞する。
1986年にパリへ移住。
サロンドートンヌ、ル・サロン、コンパレゾンに出品するほか、コートダジュール国際絵画大賞展、ニース国際アート・ジョンクションなどに参加。
パリの日常的な光景に幻想を交え、象徴派的作風を展開している。
1994年、南西フランスにアトリエを設ける。
ランド地方の森と海、またスペイン、イタリアを度々取材し、自然界にみられる現象や素材を取り込みながら創作活動を続けている。
ヨーロッパではサンボリスト(象徴派)と呼ばれ、パリ、ブリュッセル、フィレンツェで定期的に個展を開いている。
|